HubSpotは、AIによる業務支援とデータ活用をより身近にするため「Breeze(ブリーズ)」という新しいAI機能群をリリースしました。これにより、コンテンツ生成から顧客対応、商談支援まで、すべての業務プロセスにAIを組み込むことが可能になります。さらに、クレジット制の導入により、契約プランに応じて毎月付与されるクレジット内でAI機能を利用でき、ビジネスに合わせて利用量を柔軟に調整できる仕組みが整いました。

クレジット制で広がるAI活用
HubSpotではAI機能の利用に「クレジット」を採用。生成回数やタスク量に応じて柔軟に利用でき、無料範囲でもアシスタント機能などをすぐに試すことができます。

データを軸にしたAI統合
HubSpotのAIはCRMデータと密接に連携。顧客情報、商談履歴、メール内容などをもとに、より精度の高い提案や自動化を実現します。AIが“使えるデータ”を引き出します。

AIが日常業務を支援する時代へ
メール作成、顧客対応、商談準備など、これまで人が行っていた業務をAIが補助。HubSpotのBreezeが、現場の生産性と判断力を高めるパートナーとして機能します。
HubSpotには、生成AIを活用できる「Breeze」機能が標準搭載されています。
このAI機能は、契約プランに応じて付与される「クレジット」を使って利用する仕組みになっており、活用の設計次第で業務の生産性は大きく変わります。ここでは、クレジットの仕組みについてわかりやすくご紹介します。
HubSpotでは、AI機能の利用を「クレジット」という単位で管理しています。アシスタントによるコンテンツ生成や、エージェントによる顧客対応など、AIが実行する処理ごとにクレジットが消費される仕組みです。契約プランごとに毎月一定量のクレジットが付与されるため、まずは追加費用なしでAIを体験できます。活用状況に応じて上限を拡張することも可能なため、自社の業務規模やAI活用レベルに合わせて段階的に利用を広げられます。
HubSpot Smart CRM™、Marketing Hub、Sales Hub、Service Hub、Content Hub
| 最上位サブスクリプション | 月刊付与 クレジット |
|---|---|
| Starter | 500 /月 |
| Professional | 3,000 /月 |
| Enterprise | 5,000 /月 |
※ご契約の時期(古いプラン)により、クレジットが付与されていない場合がございます。
※Data Hub、Customer Platformをご契約の場合はこちらから適用されるクレジット数を確認いただけます。
HubSpotのAI機能は、利用状況に応じてクレジットを柔軟に管理できます。
月間のクレジット上限を超えて利用したい場合は、1,000クレジット単位で追加購入が可能です。また、業務でAIの利用頻度が増えた際には、必要に応じてクレジットを補充しながら、継続的にAIを活用することもできます。
月間のクレジット量を超える場合、「クレジット追加パック」を購入することで利用量を拡張できます。
追加パックは1,000クレジット単位(1パック=月額1,200円)で提供され、購入は以下の2通りです。
利用状況に応じて、手動または自動でクレジット超過を有効化することも可能です。
これを有効にすると、月間上限を超えた分のAI利用が継続でき、追加料金が発生します。
HubSpotのクレジットは、「どの機能を、どの程度AIを使用するか」に応じて消費されます。例えば、Breezeアシスタントによる文章生成や、エージェントが行う自動応答、ワークフロー内でのAIアクションなど、業務シーンごとに柔軟に活用できます。
まずは無料で付与されるクレジット範囲で試し、自社の業務におけるAI活用効果を確認した上で、必要に応じて拡張するのがおすすめです。
下記のユースケースのように、クレジットは部門を問わず多様な業務で活用できます。
Breezeは、HubSpot全体に実装されたAI機能群の総称です。
アシスタント・エージェント・AIワークフロー・スマートプロパティなど、複数の機能が連携し、CRM上のデータを活かした自動化と業務支援を実現します。従来は個別ツールで行っていた「文章生成」「顧客対応」「リード発掘」「データ補完」といった作業を、HubSpot内で一貫して実行することが可能です。
マーケティング、営業、カスタマーサービスなど、各業務領域でタスクを迅速に処理するAIエージェントのツールセットです。 Breezeには多様なエージェントが用意されており、今後も新機能が随時追加予定です。 ここでは、特に活用頻度の高い「顧客対応」「案件創出」「SNS運用」の3つを中心にご紹介します。
| エージェント | 対応プラン | 概要 |
|---|---|---|
| 顧客対応 エージェント |
Professionalエディションの全てのHubに対応 | 24時間・他チャネル対応のAIコンシェルジュ。ナレッジを学習、文脈を理解して柔軟な応対を実現 |
| 案件創出 エージェント |
Sales Hubに対応 | CRMデータから購買シグナルを抽出し、有望案件をAIが自動特定・営業アクションを支援 |
| SNS投稿 エージェント |
Marketing Hubに対応 | 複数SNSチャネルでブランドに沿った投稿をAIが提案・配信予約。エンゲージメント向上を支援 |

チャットやメールでの問い合わせ対応を自動化し、顧客満足度を高める24時間365日対応の「AIフロントオフィス・コンシェルジュ」です。FAQの一次回答からチケット作成、担当者への引き継ぎまでを自律的に行い、サポート業務の効率化を実現します。
・Professionalエディションの全てのHubに対応
・1件のコミュニケーションを処理(テキストベースのチャネル)に、100クレジットを消費
その他のエージェントと消費クレジットに関しては、こちら「HubSpotクレジットレート表」を参照ください。
BreezeのAI機能は、導入しただけでは十分に活かしきれないケースもあります。100では、HubSpotのAIを“業務で使える状態”にするための導入支援として、無料クレジットを活用した初期設定から、チューニング・定着化・拡張設計まで、実際の運用に即したステップで伴走します。
AI活用の第一歩を確実に成果へつなげるための4つの支援ステップです。
目的:HubSpot内でAIをどう活かすかを明確にする
目的:AIを“使える状態”に構築し、実務フローへ組み込む
目的:AI設定の有効性を検証し、実務に即した活用体制を整える
目的:成果を踏まえ、長期的なAI運用基盤を確立する
無料クレジットを使えば、HubSpot Breeze の主要AI機能(アシスタント・エージェント・AIワークフローなど)を体験できます。
メール文面の生成、チャット応答、タスク要約などを追加費用なしで試せるため、まずは小規模な検証に最適です。
HubSpotをすでに利用中であれば、追加契約なしでAI機能を利用できます。
Marketing Hub・Sales Hub・Service Hubなどの既存ポータルにBreezeが自動的に有効化されているため、設定を行えばすぐに使い始められます。
※ご契約の時期(古いプラン)により、クレジットが付与されていない場合がございます。
HubSpotのAI機能では、利用量に応じて「クレジット」が消費されます。アシスタントによる文章生成や、エージェントの応答、レポート要約など、AIが処理を実行するごとにクレジットを使用します。
クレジットはプランごとに月間上限が設定されており、上限を超えた場合は「追加パックの購入(1,000クレジット=1,200円)」で拡張可能です。
消費量は、利用頻度や処理内容によって異なります。
たとえば、
まずは無料クレジットで試用し、自社の運用に応じた適正量を見極めるのがおすすめです。
利用するエージェントやAIアクションごとの消費レートについては、下記公式ドキュメントをご参照ください。
HubSpot クレジットレート表(公式)
アシスタントは、プロンプト設計や回答スタイルの調整、対象オブジェクト(コンタクト/取引など)に合わせた最適化が可能です。
社内のトーン&マナーや業務フローに合わせた文面生成など、実運用レベルのチューニングも支援いたします。初期設定後の改善や最適化も可能ですので、ぜひご相談ください。
可能です。エージェントは、ブランドトーン・応答内容・データ参照範囲(ナレッジベース・サイト・ファイルなど)の指定ができます。
本ページでは標準的な利用を紹介していますが、業務プロセスに合わせた拡張的なカスタマイズをご希望の場合はご相談ください。
エージェントが“対話的なAI”であるのに対し、AIワークフローは“自動実行型AI”です。たとえば、商談が更新されたときにAIが自動で要約を作成し、担当者にSlackで通知するといった使い方が可能です。
まずは効果がわかりやすい領域からの導入が推奨です。
企業にあった活用のご提案も可能ですので、お気軽にご相談ください。
はい。AI機能自体は無料で利用可能ですが、100が提供する導入支援(設定・カスタマイズ・運用設計)は有償です。
ご相談内容により費用が異なりますので、お気軽にご相談ください。無料クレジットを活用した初期導入から、本格運用設計までを専任担当者が伴走します。
Breezeは汎用性の高いAI機能ですが、すべての業務課題を単独で解決できるわけではありません。高度なワークフローや独自ロジックの自動化など、別のAIが必要になるケースもあります。
100では、Breezeの特性を理解した上で「他のAIツールとのハイブリッド構成」や「外部AIモデルの併用」など、最適な実装方法をご提案します。Breezeで補完できる部分と、別AIで強化すべき部分を判断し、最適解に導きます。
ご相談内容に、顧客データに関する具体的な課題感などを合わせてご記入ください。