HubSpot Smart CRM™の導入・運用支援を通じてRevOpsソリューションを提供する株式会社100(本社:東京都世田谷区、代表取締役:田村 慶、以下「100」)は、株式会社オプロ(本社:東京都千代田区、以下「オプロ」)の事例を公開しました。Salesforce Account Engagement(旧Pardot)からHubSpotへ、約1か月という短期間で移行を実現し、月間商談引き渡し数を1.5倍に伸ばした取り組みを紹介しています。

膨大なリードと属人化した運用、見えないコストが課題に
オプロはBtoB向けクラウドサービスを展開する中で、マーケティングオートメーションの運用に大きな制約を抱えていました。従来のPardot環境では、フォームやメール作成が特定担当者に依存し、属人化が進行。設定や変更にも専門知識を要するため、新メンバーの立ち上がりに時間がかかり、部門横断で迅速に施策を展開することが難しい状況でした。
さらに、SalesforceとPardotのライセンス費用は年々高騰。社内では「この投資は本当に成果に見合っているのか」という疑問が強まりました。加えて、過去10年分のリードデータは整理されないまま蓄積され、オプトアウト率も高止まり。実際に活用可能なデータはごく一部にとどまっており、「ツールはあるのに成果につながらない」という典型的な課題に直面していました。
わずか3週間での移行プロジェクトとSalesforce連携
契約更新期が迫る中、オプロはHubSpotへの移行を決断。100の支援のもと、約3週間という短期間で初期移行を完了しました。80〜90本に及ぶWebフォームを再構築し、Salesforce連携も最小構成から段階的に拡張。SlackやZoom Phoneなど周辺ツールとも連携し、営業部門への引き渡しスピードを大幅に改善しました。
短期間での成功を支えたのは、「最小構成で稼働 → 段階拡張」というアプローチと、SalesforceとHubSpotのデータ構造の違いを踏まえた事前調整。これにより、通常では難しいタイトなスケジュールでの移行が可能になりました。
商談引き渡し数1.5倍・属人化の解消を実現
HubSpot導入後、マーケティングから営業への引き渡し件数は従来の月間30〜40件から平均70件へと1.5倍以上に増加しました。Slack連携による即時通知やZoom Phoneとの連携により、名刺交換や資料請求といったリードアクションをその日のうちに営業へ共有。スピード感のある初動対応が可能になったことで、商談化率が改善し、成果につながるパイプラインが拡大しました。
また、直感的なUIによりフォームやメールの作成が特定担当者に依存せず、誰でも扱える環境が整備されました。従来はトレーニングやマニュアルが必要だった業務が、部門を問わず活用できるようになり、カスタマーサクセスや営業を含む全社に浸透。ツール導入にとどまらず、現場が主体的に改善を重ねられる体制が築かれ、「維持のための運用」から「成果を出すための仕組み活用」へと転換しました。
今後の展望
オプロは今後、展示会オペレーションの再構築やリードスコアリングの本格運用を進め、より適切なタイミングでの顧客接点創出を目指します。さらに、Salesforceとの連携範囲を商談・売上指標まで拡張し、マーケティング施策と営業成果の関係をシームレスに可視化する仕組みを構築する予定です。
本事例の詳細は、株式会社100のサイトにて公開しています。
株式会社オプロ様のHubSpot導入事例を読む
■ 株式会社100(ハンドレッド)について
- 会社名:株式会社100(ハンドレッド、英文名称:100 Inc.)
- 代表者:代表取締役 田村 慶
- 所在地:東京都世田谷区代沢五丁目31番8号 No.R下北沢 3F
- 設⽴:2018年2月
- 事業内容:HubSpot導入・活用支援、AI活用支援(HubSpot Breeze)、HubSpotトレーニング、RevOps体制構築支援、HubSpotを活用したマーケティング・営業・サポート業務のDX支援、営業・マーケティングコンテンツ制作、ウェブサイト構築、CRM開発、システム連携
株式会社100は、「HubSpot×AI×DATA」のビジョンのもと、HubSpotのソリューションパートナーとして企業の成長を支援しています。特に生成AIやBreezeを活用した業務効率化、AIエージェントによる顧客対応の自動化、ナレッジ基盤の整備など、AIと人の協働による新しいビジネスオペレーション設計に注力しています。
HubSpotの全製品(Marketing Hub、Sales Hub、Service Hub、Content Hub、Data Hub)に精通し、マーケティング・セールス戦略の策定から、Salesforceや他システムとのデータ連携・移行、API連携開発までを担当者目線でサポート。SMBからエンタープライズまで幅広い企業のAI活用とCRM定着化を後押ししています。
2018年に創業し、2019年よりHubSpot専門のエキスパート集団として活動を開始。日本企業で唯一「Rookie of the Year(APAC)」を、2024年には「HubSpot Best Sourcing Partner in Japan」を受賞しました。Japan HUG(HubSpotユーザーグループ)の運営事務局として、国内のHubSpot活用とAI導入推進に貢献しています。
コーポレートサイト:https://www.100inc.co.jp/
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社100(ハンドレッド)
担当:若本